中国雑記帳

中国の発展後、次に伸びる国はインド? - 雑記帳番外編


2004年7月にインドに行ってきました。

インドは人口の多さでは中国に続き世界第2位の国家です。中国からインドの位置を見ますと方角的には右隣斜め下にある国で中国と接しています。

中国では今国自体が大きく発展していこうとしていますがインドの場合はどうなのか、発展していける国なのか、また投資を考えたときに投資ができる国なのかを知っておいて損はありません。

投資のチャンスを掴む為に広く世界を見て知っておく事で、世界観も広がっていきます。

「中国雑記帳」番外編と言う事で、訪問記を書きました。雑記文を交えながら書きましたので、楽しく読んでいただけると思います。


第3回

インドでは北のほうは寒いのですが、南のほうは1年中暑く過ごしにくい国であることは確かです。

ベナレスの船群
ベナレスの船群

インドは中国の昔の姿から見ますと20年前、30年前のような姿です。中国でも30〜40年前は災害で何十万人の人が死んだり、被害を受けました。

ですが中国は今は投資できる国に変わりました。

これは中国自体が経済改革で発展していける国になったこともありますが、その他に見てとれるのは、経済が発展できる下地ができたことで海外からのマネーが中国に入り、それを梃子にして発展してきている要素が大きいことを見落としてはいけません。

インドにはまだその要素が欠けている部分が多いことも確かです。言葉、宗教、カースト制度、いろいろな問題からまだ難しいことは確かですが、インドは中国に続いて最も人口が多い国で10億人が暮らしています。

これを世界の経済がほうっておくことはないでしょう。チャンスがでてきたときには必ず進出していきます。

観光客は世界中から来ています
観光客は世界中から来ています

今は私達日本の投資家は投資は考えることはできません。日本ではインドの株は購入できませんので見ているだけですが、あと15年か20年たったときには投資を考えることが出来る国になる可能性があります。

「まだ」の中に「これから」も見えます
「まだ」の中に「これから」も見えます

どこの国でも問題を抱えているのは同じです。十数年先ではなく、数年先にもインドの株式市場が注目されるようになって来る可能性もあります。

その時は今回行ってきたインドで見た物、インドでの経験に照らし合わせて、どこまで変化したのかを私自身投資の目安にできる可能性が大きくなってくると思っています。

投資では長期に見ても半歩先、1歩程度がちょうどいいのです。

その半歩先、一歩先が私の場合、中国株を始めた1994年だったのです。10年前のことです。

インドはまだ2歩、3歩先のことではあります。

ですから投資はできませんし、しませんが知識としては知っておいて損はありません。

世界のお金は投資できる国を求めて駆け巡っているのですから。



第2回

このようなインドという国が発展できることができるかどうか検討しますと、一見できないように見えるかもしれません。ですがインドでも少しずつ状況は変わってきているようです。

インド国会議事堂
インド国会議事堂

デリーの中心地のコンノート・プレイスというところに行ったのですが、その中心地は現在工事中で工事が終わったあとはきれいになるとのことでした。また地下鉄も、開通は何時になるかは分かりませんが工事中でした。


そしてインドの金持ちは別荘を持つのが流行っているとのことで、市内から30分程度のところにあるそうです。車で移動中に別荘地の近辺を通ったのですがそこには大きな建物と広大な敷地があり、インドとは思えないくらいにきれいに整備されつつありました。

ベナレスでの1枚
ベナレスでの1枚

ですがインドで考えなければいけないことは宗教です。今回の私のガイドの人はヒンドゥ教でしたが、イスラム教に対し敵意のようなものを強く持っていることを感じました。

イスラムの寺院に行くときにはいいことはいいません。ハッキリと「イスラムはよくない、悪い人間はイスラムだ、泥棒も多いし気をつけなければいけない、」といっていましたが、実際イスラムでも同じインド人なのですからインド人がインド人はよくない、といっているようなものですがそれほど宗教が違うと見方も違ってくるのでしょう。

人間には譲れる部分と絶対譲れない部分があります。

特に宗教関係では信心している人にとっては絶対譲れない部分です。宗教戦争が多いのは譲ることができない精神的なものだからです。

また、カースト制度についても聞いてみました(現在カースト制度はインドでは表面上では廃止されていますが、実際は厳然として残っています)。

私のガイドの人は43歳の男性でしたが、カースト制度は悪いことではない、とハッキリいっていました。また女性と男性が付き合うことは結婚するまではない、とも言っていました。

だけど好き同士になったら付き合うこともあるのではないか、との私の話には「もともとインド人にはそのような発想はないのでそんなことはない」と言ってもいました。

船上から
船上から

現在インドでは田舎では90%以上、特に田舎のほうに行くと100%男性と女性が付き合うことはないし、結婚相手も親同士が決めたカーストに見合った相手と結婚する、ということです。

ですが最近は変わってきており、特にデリーのような都会になると現在は50%が見合いで決まるが、あとの50%は恋愛結婚をするようになってきているということです。また都会ではカーストでも違う相手と結婚する人が増えてきているとのことです。ここでも変化がでてきています。

このように宗教でもカーストでも違う人たちが自由に恋愛や宗教が選べるようになったときはインドも大きく変わってくる可能性があるように見えます。インドも少しですが変化してきているのです。

インドで伸びていく企業に関して建設業が伸びていくのではないか、と聞いたのですが答えは銀行が延びていく可能性がある、といっています。一般の人は家を購入するときには銀行から融資してもらうことはできません。ですから現金をそろえて家を買うしかありません。

ですが公務員に限っては銀行でローンを組むことができるとのことです。住宅価格はこの10年間毎年少しずつ上がってきているそうです。

インドでは貧しい人は物乞いやごみの中からお金になりそうなものを探しています。

実際にごみの中に人間が数人入って一生懸命に探している姿を何回も見ています。

ガンジスの川辺
ガンジスの川辺

また、少し危険なのですが、路地の中に入りどのような生活をしているのかも見てきました。勿論万が一のことを考えて逃げ場を頭の中に入れながらですが(危険ですからこのようなことはしないほうがいいと思います)。

またジプシーと言われるテント暮らしの人も非常に多く見かけました。

各州によっても言葉が違い、インド人でも通じない州が多いことも確かです。

投資ではその国が延びていくことで判断するのも大事ですが、国によっては発展できる業種、企業が見つかったときには投資を検討することもできると思います。

現在インドの株は日本の証券会社では取り扱っていませんので購入することはできませんがもし買えるようになった時にはある程度インドが発展したときでしょう。

中国の経済が大きく発展していった時には人件費の点でも上がって行きます。

このようなときにはインドのような人件費の安いところが今度は「物を生産する基地」として移っていくでしょう。移っていく可能性が大きくなっていくように思えます。



第1回

8月15日にインドの飛行機会社、エアインデアでインド入りしてとりあえずデリーに行きました。

船上から、ベナレス

アグラのホテルから街中を見る
アグラのホテルから街中を見る

ホテル入りをしたのは午後の6時過ぎでしたが、シャワーを浴びた後一人で早速街の中に出て行き、とりあえず夕食をとることにしました。

こういう時、観光客として普通のお店に入っては面白くないので、庶民が食べていた、路上で売っている物を食べることにします。

お店としての建物がある訳でもなく大きな木の下で売っているもので、木の葉っぱを丸くした中にカレーが入っており、米を焼いてパンにした生地をそのカレーにつけたものがあり、それを路上では大勢の人が食べていましたので、私も食べることにしました。

味はインドですから辛めですがおいしかったものです。ちなみに値段はインドの通貨で6ルピーでした。1ルピーが日本円で約2.5円ですから日本円ですと15円程度のものでした。

その後、街中の路地に入り床屋で髪をカットしました。

床屋といっても路地に面しているドアも何もない場所で営業していますので丸見え状態のところです。また暑いですからそのほうが機能的ではあるのでしょうが。

ついでに頭のマッサージと顔のマッサージをしてもらったのですが、特に目の周りのマッサージは非常に気持ちが良かったのです。前の日の睡眠が2時間程度で仮眠後に飛行機に乗ったので頭と目が特に疲れていたからです。

料金は髪のカットだけですと30ルピー(日本円で75円)、頭と顔のマッサージを含めますと100ルピーでした。(日本円で250円)

そのあとは街中を見ながらざくろを買い(2ルピー)歩いたのですが、印象的には皆さんが思い描いているようなものと同じです。

移動中の電車の中から
移動中の電車の中から

街中はこんな感じです
街中はこんな感じです

人が非常に多く着ているものは汚れており、後ろからは車が細い路地を行きかい、警笛はしょっちゅう鳴らしていて、ぶつかりそうになりながらも進んでいくような状態です。


また、葬式に出会いました。死んだ人を布でくるみ数人で担ぎ上げてその後ろには50名以上がついて行っていました。

ホテルに戻る途中のビルの下では何も持っていない人がそこかしこと寝ています。暗いところでは、気をつけないと踏んでしまいそうです。

僧侶の姿が見えます
僧侶の姿が見えます

人が多く、雑然としています
人が多く、雑然としています

また泊まったホテルでもトイレの水の流れはよくなく、水を流すときのハンドルも気をつけないと取れそうな感じです。あとでインドを旅行しているほかの人に聞いたのですが、その人は七つ星のホテルに泊まっていたそうですがトイレの取っ手が取れそうだと言っていましたので、条件は同じようです。

日本も暑いですが、インドではデリーあたりなら12月〜2月までは比較的に過ごしやすく、5月6月が1年中で一番暑く40度をこしていきますので、一般の人にとっては過ごしにくくなっています。

因みにこの日の気温は42度。日本でも非常に暑かったようですね。

このような国ですから発展できることができるかどうか検討しますとできないように見えるかもしれません。

しかし、第一印象だけではまだ考える材料が足りません。もう少し辺りに注意してみてみると、それがプラス材料かマイナス材料かは別にして、私たちの先入観や第一印象を越えた現実が見えてくる筈です。




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