中国株の基礎知識

中国株式市場エトセトラ - 市場に関する豆知識


中国企業が上場している市場としては、2つの中国本土市場と香港市場の他にも、アメリカやロンドンといった市場もありますが、企業数では多くありません。中国本土市場と香港市場がメインです。

その中国株式が取引されている3つの市場を、もう少し詳しくみてみましょう。

中国本土証券取引所(上海B株市場、シンセンB株市場)

中国で証券取引所が誕生したのは1990年12月、上海市場のオープンが最初でした。また、1991年にはシンセン証券取引所ができましたが、いずれも取引に参加できたのは、中国の投資家のみです。

中国で証券取引所ができてから、まだ十数年しか経っていない事になります。生まれたてのような赤ちゃん市場が中国本土の証券取引所です。

1992年には上海、シンセン証券取引所に、海外の投資家が売買できる専用のB株市場も開設されました。中国本土の投資家だけが売買できるA株市場とともに、現在のA・B株市場の形ができたのがこの時です。

当初、B株市場では中国の投資家は売買できませんでしたが、2001年に中国の投資家も売買ができるようになりました。

A・Bの両市場に同時上場している企業もありますが、A株市場のみの企業もありますので、私達日本人のような海外の投資家が投資できるのは、現在B株市場の企業に限られています。

中国本土B株市場に上場している企業の特徴としては、国有企業の小型関連企業が多く上場している市場です。

現在B株市場に上場している企業は、A株市場に比べて多くはありません。

香港証券取引所

香港証券取引所には、1993年7月に中国本土の第1号上場企業として、青島ビールが上場し、その後は多くの大型国有企業やコングロマリット企業等が香港市場に上場してきました。

中国企業はH株、レッド・チップ株、GEM株、P株などに分類されています。

・H株市場

H株企業は登記場所も資本も本土である完全な中国企業です。

市場の特徴では中国の伝統的な大型国有企業が多く上場しています。


・レッド・チップ市場

レッド・チップ企業は、資本金の出所は中国本土ですが、登記は香港やそのほかの国になっている中国企業です。

コングロマリット企業、ハイテク、金融、不動産、電子など多くの企業が上場しています。


・GEM市場

GEMとはGrowth Enterprise Marketの略で、中国名では「創業板」と言われています。

上場企業にはIT・ハイテク関連銘柄が多く、上場基準もゆるく設立後間もない業績実績のない企業にも上場を認めています。

今後大きく成長していく企業が出てくるでしょうが、投資ではリスクが高い市場です。


・P株企業

P株とはPrivate Companyの略で中国の民間企業の銘柄のことです。

現在民間企業の上場企業数は少ないのですが今後は増えていくでしょう。


・ハンセン銘柄、メインボード市場企業

ハンセン銘柄には、香港株の代表的な有力企業が選ばれています。この中には中国企業も入っています。

GEM市場に対し、一定以上の利益を計上する等、上場基準が厳しく大規模な企業の上場が多いのがメインボード市場です。


一口に中国株式市場と言っても、それぞれの市場によって上場している企業の業種や特徴も違ってきます。全体の業種や企業で投資を考えていく時には参考にできるでしょう。

中国はトウ小平氏が改革・開放路線を推し進めてきた時点で経済成長が始まりました。日本は第二次世界大戦の敗戦後の1945年以降大きく経済でも成長してきました。

中国株投資でも日本と中国の経済成長を重ね合わせて見て今後どの業種が伸びていくのか、その業種はどの市場のどの銘柄なのかを見て判断していくといいでしょう。

ただし、過去の日本の発展と中国の発展の仕方は同じわけではありません。その時代にあった業種で伸びていく企業を選んでいくことが大切です。


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